川上未映子

2017.08.07

夜の歌唱

  お暑うございます、お暑うございます でも入道雲あんまり見かけない   ひさしぶりの歌唱です このようなイベントにわたしはゲストで呼んでいただき、 ほんのすこしですけれど歌わせいただくことになりました みなさまぜひふるって

 

中原中也生誕110周年記念ライブ 東京インスピレーション vol.6
『海越えていく声、女よ、子守唄よ!』 ~ 中原中也 × 藤原安紀子 × 川上未映子 VOICE SPACEが、いま、届ける声の音楽 ~

2017年9月2日(土)

【午後の部】16:00開演

ゲスト:藤原安紀子(詩人)

【夜の部】19:00開演 19時の回、満員御礼、ありがとうございました 

ゲスト:川上未映子(詩人、小説家)

出演:VOICESPACE <小林沙羅(ソプラノ)黄木透(テノール)、小田朋美(ピアノ、声)、早坂牧子(声)、 澤村祐司(箏)、豊田耕三(アイリッシュフルート、ホイッスル)、関口将史(チェロ)>

ゲスト:藤原安紀子(午後の部のみ)、川上未映子(夜の部のみ) ゲストピアニスト:結城奈央

会場:渋谷公園通りクラシックス

〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町19-5 東京山手教会B1F 料金:3,500円(入れ替え制/各90分)

お問い合わせ:090-9012-3861(澤村) 後援:中原中也記念館

 

 

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2017.07.28

GRANTA Portugal に短編が掲載されました

 

 

 短編「彼女と彼女の記憶について」が「GRANTA Portugal」に掲載されました。グランタ・ポルトガルの今号の特集テーマは「食べる」です。オリジナルは柴田元幸さんが責任編集を務める文芸誌「MONKEY」のvol 2での掲載。英訳は、GRANTA web で読むことができまーす。このときのテーマは「所有」でした。

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 翻訳も増えてきておりまして、こちらで確認していただけるとうれしいです。今書いている長編を早く完成させねばならぬと心は焦るわしかし、5歳児のポテンシャルは半端なく、6分の1しか仕事できていないと感じるこの感じは、少しましになったとはいえ常に常にじりじりして、そのせいで歯ぎしりがすごいのか、現在わたしは40歳にして歯列矯正をしています。このままだと歯をくいしばりすぎて奥歯がなくなってしまうよということで、著作的にもそれはあかんやろということで、痛いし大変だけれどときどき白目でがんばっています。

 

色々お知らせ滞っているけれど追って追って。夏のささやかな思い出などもアップしたいな。

2017.07.06

ウィステリアと三人の女たち、そして詩のことなど

 

 

 しっかし暑い日がつづき雨が降って植木鉢は湿っている、のを見てほっとする、そんな7月そんな午前11時、わたしはこれからヤムウンセンを食べにでかける。

 

 そんなわけで、小説「ウィステリアと三人の女たち」を書きまして、七夕に発売の文芸誌「新潮」8月号に掲載されます。小説を書く動機は無数にあるけれど、この小説を書き始めたときはどうしても「瓦礫」を書いてみたいという気持ちが沸き立って始まったすべての色々だった。読んでいただけるとうれしいな。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 そして、同日発売の文芸誌「すばる」8月号には、5月13日に日本近代文学館で行われた鼎談が収録されています。伊藤比呂美さん、平田俊子さんと「詩人と朗読」をテーマにお話しました。

 

 わたしは今も昔も、なんだか朗読というものがよくわからないままここまできていて、その日は少しだけ、そのことについて話すことができたけれど、まだまだひきつづき考えたい。朗読をするのも聴くのも好きな人は多いという印象があるのだけれど、朗読とひとくちに言っても、おなじ文字で書かれたテキストとはいえ小説と詩では、それはおそらく違う行為なんやろう。詩にとって朗読って、何かいいことあるんかいな。わたしはまだよくわからない。

 

 「詩の朗読にはとても意味がある」という考えかたより、

 「詩の朗読にはまったく意味ない、むしろ悪」ぐらいの考えかたのほうに、

 

 わたしの知りたいなにか大事なことが潜んでいるのではないかいなと、この4年くらいずっと思っている。ぜひお読みくださいませ!

 

 

※追記

 きのうは「小説すばる」にリンクを張ってしまっていたみたいなんですけれど、掲載誌は「すばる」でした。間違えてごめんなさい。

 今日はゆげゆげになるくらい暑くて3回くらいめまいしましたわ、しかし入る熱いお風呂。

 

 

2017.06.21

ケサランパサラン、魔法のような

 

ケサランパサランさんのサイトで、ショートストーリー&インタビューが掲載されております。ぜひ、お読みくださいませ!

ケサパサという愛称で、思えばはじめてメイク用品に手をのばした16歳のあの春らへん、忘れもしない大阪の天王寺駅にはラ・セレナという、いくつものお店が集まった場所があって、毎日毎日色々なものを眺めていた。あのときのケサランパサランのきれいな色、魔法がひとつひとつ小さなかたちになったみたいな色の羅列、わたしは今でもはっきりくっきり覚えてる。あーあ思いだすなあ、女ともだち、学園祭、制服とかそれはもう色々、あれからどれくらい時間がたったのかわからないけれど、今も、あのときとおなじ気持ちで、こうして愉しむことができるのはすごいことだね。

2017.04.25

みみずくは黄昏に飛びたってどこいくん

mimizuku『みみずくは黄昏に飛びたつ──川上未映子 訊く、村上春樹 語る──』が刊行されます。
 わたしによる村上春樹ロングロング・インタビューでして、4日間、十数時間にわたって行ったものを収録しました。 村上さんの新作長編『騎士団長殺し』を中心にしたインタビューというかたちで始まったのだけれど、結果的に作品を通して村上さんの全仕事をめぐりにめぐる内容になりました。

 2015年に一度、柴田元幸さん責任編集の『MONKEY』誌上で、このときは村上さんの『職業としての小説家』にかんするインタビューをさせていただいたのですが、「このようにインタビューするのは一度きり」と思っていたので、網羅的&駆け足的にぎゅぎゅっと凝縮した内容でした。それで今回の語り下ろしというかインタビュー下ろしの部分はそこからさらにさらに分け入って、しぶとくしつこく、ぬらぬらと、あれもこれもみっちりふんだんに村上さんにお話を伺うことができました。

 ご存知のように、村上さんはこれまでたくさんエッセイを書かれ、また数え切れないほど取材を受けてそれが一冊になっていたり、また、『村上さんのところ』のように読者のみなさんからじかに質問を受け取って回答されていたりして「ここに、わたしがいったい新しく何をぶっこめると言うのだろう……」という懸念もあったのですが、終わってみると、ここでしか読めない一冊に仕上がったのではないかと、そう感じています。

 ちなみにタイトルはわたしが考えたのですが、ベースはもちろんヘーゲルのミネルヴァの梟で、今回『騎士団長殺し』にみみずくが出てくるので、合体しました。みみずく、かわいいですよね。梟と何が違うのかというと、みみずくには耳がついているのだと。木菟。木にいるうさぎってことでなるほど漢字もすごくかわいい。秋にゲラをちょうだいして読んでから、ずっとみみずくがわたしの頭の中にあったので、みみずくをタイトルにつけることができて本当にうれしい。そして今回は、なんとKindle版も同時発売。紙で、電子で、お好きなほうでぜひぜひお読みくださいませな。

2017.04.17

「声のライブラリー」で朗読の、春と夏のあいだ

 「若いとき、桜は大変なものだった。今でもその理由はわかるけど、しかしこのあいだ猛烈に咲く桜の樹の下を車でくぐり抜けたとき、やられる感じはもうしなかった。この花の、どうもこの世のものではないような雰囲気を、時間の柔らかな底をすっかりさらって胸にそっくり移し変えるその手つきを、今やわたしは堂々と無視し、そしてうたた寝さえしてみせたのだ」

  これは去年の今頃に書いたものだけれど今年は自分がうたた寝をしたことにも気づかない。桜は一年ごとに記憶と見分けがつかなくなってゆく、来年はもっと遠くなり、やがてそれが誰の記憶であるのかも問わずに流れてゆくんだろう。桜とわたしの距離がそんなふうに膨らむのに任せていたら、町にひとつだけ咲いている立派な桜の樹の下で交通事故に遭ってしまった。体は無事、心も無事、桜はもっと静かに無事(自転車は廃車)。

  こちらに出演します、これまで刊行した2冊の詩集『先端で、さすわさされるわ そらええわ』『水瓶』のなかから読みたいと思います、でも不思議、いまだに朗読ってほんとに不思議。何をしているのかがわからないからそれも合わせて楽しみにしています。お申込み方法がちょっとお手間ですけれど、みなさまふるって、どうぞよろしくお願いします。

おかげさまで定員に達しましたため、応募を締め切らせていただきます。ありがとうございます。当日を楽しみにしています!

第89回「声のライブラリー」
自作朗読と座談会
2017年5月13日(土) 2:00~4:00
会場 日本近代文学館 ホール
司会:伊藤比呂美氏。平田俊子氏、川上未映子。
参加料2100円(学生1600円)。先着80人。
申込方法はこちらのページでご覧ください。

2017.02.21

「女の子、登場」の登場

ワコール「ウンナナクール」のコンセプト&コピーを作りました。

アート・デレクションは「れもんらいふ」の千原徹也さん、イラストレーションはエド・ツワキさん、そしてモデルはペティート・メラーさんです。

新しく変わるウンナナクールのコンセプトを、と今回ご依頼をいただいたとき、

女の子の、女性の、体とか気持ちとかぜんぶひっくるめたものをとにかく肯定できるようなものにしたいと思いました。

「女の子の人生を応援する」、これからのウンナナクールのテーマです。

ポスターはもちろん、フィッティングルームの壁でも文章が読めたり店頭ではクリアファイルやポストカードなども展開していますので、ぜひ足をお運びくださいませな。

 

 

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※クリックすると別ウィンドウで拡大表示します。

 

2017.01.13

短編小説「シャンデリア」を書きました

 

 みなさまあけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。わたしは年末も年始もないような状態で、まず第一に牡蠣にあたって地獄のクリスマスイブとクリスマス、過去にあたったのは牛肉のたたきで忘れもしない17歳のとき。二度とごめんだと思っていたけれど二十年後にかたちを変えてやってきた。牡蠣、大好きな牡蠣・生牡蠣。つるんとしててさあ、最高だよね。

 

 しかしほんとに辛かった。でも当然のことながら牡蠣を恨む気にはならないしなれない、これまでいい夢みさせてもらったのだもの。そしてきっとまたつるつると食べるような気がする。しかしこれって花粉とおなじ原理なのだろうか。つまり花粉というのは個人に花粉リミットみたいなものがあってそれがフルになると花粉症を発生すると。牡蠣もおなじなのだろうか。つまりわたしの牡蠣リミットはすでにいっぱいになってしまったのだろうかとかそういうこと。

 

 そして小説を書きました。短編小説で「シャンデリア」といいます。いつか書いておかねばと思っていた買い物小説というかデパート小説で、50枚くらいです。そして今回はデジタル配信というか、kindle single というかたちで発表することになりました。みなさんどうぞお読みくださいませな。しかし、大好きなデパートについて書き始めたのだけれど、なぜ、いつも、このような展開になってしまうのだろうかわからない。デパートだっつうんで色んなブランドがたくさん出てくるのだけれど、しかしこの小説の情熱の核は何と言ってもトム・フォードのアイシャドウ「ココア・ミラージュ」なんである。かつてこんなに、よくもまあこんなに素晴らしいアイシャドウがあっただろうかと思う真に素晴らしい逸品なんである、って何のことかわかりませんよね……どんな小説なのか続きはどうぞ本編で、よろしくお願いしまーす。

 こちらからよろしくお願いいたしまーす。

 

 そして、年末から、またもや「日経Dual」でエッセイ「びんづめ日記2」の連載が始まっております!そしてご挨拶が遅れましたが、長らく連載してまいりました週刊新潮の「オモロマンティック・ボム!」も無事に完結し、このふたつに関しましてもまた、改めてご挨拶をば!

 

2016.12.21

池田晶子さんへの質問についての話から

 池田晶子さんについてお話します。
 じつは、わたしは生前に聴衆のひとりとして質問をしたことがあり、そこからささやかな発展がありました。当日はその質問についての話から始めたいなと考えています。
 どうぞよろしくお願いいたします。


※予約は満員となりました。ありがとうございます。
「池田晶子の言葉と出会う」 トークショー
第1回講演者・川上未映子
2017年1月16日 (月) 19時00分~(開場:18時30分)
八重洲ブックセンター本店 8Fギャラリー
参加費 500円(税込) イベント当日 会場入口にて整理券をご呈示の上、参加費をお支払いください。
募集人員 80名(申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
1階カウンターにてお申込みください。参加整理券を差し上げます。
また、お電話によるご予約も承ります。(電話番号:03-3281-8201)
※詳しくはこちらをご覧ください。

2016.12.20

響きあっているなと感じました

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