川上未映子

2015.08.20

シンポジウム、ライブ、お知らせ、ふたっつ

9月2日(水)18:00〜大阪城スクエア

「活字文化推進会議シンポジウム『本屋に行こう』」

に参加します。当日、登壇予定のみなさまは、B&Bの内沼晋太郎氏、講談社編集者、加藤晴之氏、隆祥館書店の二村知子氏!申し込みのリンクを張ろうにも、わたしが調べられる範囲ではネットに情報が出ておらず……このあいだ読売新聞の全国版に告知が出たらしいのですが……お手数おかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

9月20日(日)16:30〜18:00

『JAZZ ART せんがわ2015』

に出演します。ライブです。前回は妊娠中の3年前、宮本三郎記念館でのアラーキーの個展以来だからかなり久しぶり。坂本さんにお誘いいただいて、素晴らしいミュージシャンたちとご一緒することになりました。出演者についてや、チケット入手方法などなど、くわしくはこちら!! 何を歌うかまだ決めていないけれど、朗読もする予定でいます。楽しみです。みなさま、よろ!

 

 

2015.08.08

新潮9月号『苺ジャムから苺をひけば』

 今日、郵便局に用事があってお昼間、外に出たのだけれどすごかった。まったくの夏のピーク、いくらなんでも、とぶつぶつ言いながらしかし暦のうえではもう夏は過ぎ去って、明日からは秋なのだ。そして新潮に、小説『苺ジャムから苺をひけば』が掲載されました。わーい!

 

image

 

 この小説はちょっとまえ(っていってもずいぶんまえか)に、やはり新潮に掲載されました『ミス・アイスサンドイッチ』の続編で、そこに登場していた女の子、ヘガティーが主人公です。いわゆるスピンオフとでもいうのかしら。でもこっちのほうが『ミス・アイスサンドイッチ』よりもずいぶん長くなって、「こ、こんなうきうきとした気分でいいのだろうか」と何度も自問自答するほど、この二作は書いていて本当に楽しい気持ちだったです。

 『ミス・アイスサンドイッチ』のときは小学4年生だったヘガティーも12歳になって小学校生活最後の季節を過ごしております。前作を書いてから、ことあるごとに、どーも、ヘガティーのことが気になっていて、今回書けてよかったなーと思っております。もちろん『ミス・アイスサンドイッチ』では主人公だった「ぼく」も(彼は麦彦くんというのだった)今回もヘガティーと一緒にあれやこれやと悩んだり走ったりしてちからいっぱい登場します。ぜひ、また彼らに会ってやってくださいませな。どうぞよろしくお願いします。

 で、この二作を書いているとき、ずーっと聴いていたのが、みんな大好き、

  Feist の「1234」でした。

 

 

 あなたは変わってしまう

 本当の自分を知ってるのに

 優しい気持ち つらい思い

 どっちなのかわからない

 心地よさと寒さ

 カートに馬をつないで

 十代のころの希望が泣きそうになってる

 小さな嘘ひとつがとてもこわくて

 1234569 あるいは 10

 あのころの気持ちはお金じゃ買い戻せないよ

 あなたは変わってしまう

 本当の自分を知ってるのに

 あなたは変わってしまう

 本当の自分を知っているのにね

 十代の男の子たち あなたの心を傷つける

 十代の男の子たち

 あなたの心を傷つけるわ

 

 ヘガティーと麦たちがやがて迎える季節だなあ。

 『苺ジャムから苺をひけば』、楽しんでもらえたら、とてもとてもうれしいです(『ミス・アイスサンドイッチ』もよろしくね)。

2015.07.07

『GRANTA』webに『彼女と彼女の記憶について』

 

短編小説『彼女と彼女の記憶について』が、英国文芸誌『GRANTA』webに掲載されておりまーす。『GRANTA』の今号のテーマは「所有」。翻訳は、由尾瞳さんです。

オリジナルは柴田元幸さん責任編集『MONKEY』vol 2 に掲載されていますので、ぜひお読みくださいませ。

 

granta

そして、少しまえにアメリカで刊行された『MONKEY BUSINESS』に、短編『十三月怪談』が掲載されています。こちらは短編集『愛の夢とか』に収録されたものです。こちらも翻訳は由尾瞳さん。うれしいな。書評もこちらでお読みいただけます。ぜひ。

 

monkey-business

 

梅雨ですねえ。蒸しますねえ。もう七月なんだねえ。こぼれているもの、やってくるもの含めてまたまたお知らせしたいと思います。追って追って。そして『きみは赤ちゃん』が、11刷に……。発売からまる1年、版を重ねております。読んでほしいなあと思っている方々に届いている実感がとてもあって、しみじみと嬉しいです。読んでくださって、本当にありがとう。

 

2015.07.02

思い出はまるで、きしめんのように

image

 

image

 

image

 

image

 連載でいっつもお世話になっている多田玲子さんの個展に行ってきた!大好き。素敵な絵を二枚も購入できて、わたしは本当にしあわせだった。寝室に飾るための眠りの絵だよ。また今度写真のせます。

 

image

 

image

 

 ほとんど寝てないにもかかわらず次の日が土日であれば、オニを外につれてゆき、エネルギーを放出させなければならないのである。これがきつい。まじでしんどい。2歳のあいだはレッドブルを飲んで乗り切っていたけれど、けっきょくあれは、命の前借りなのである。なので自力でがんばっているけれど、3歳男児の好奇心と弾力を受け止めるには38歳(もうすぐ39歳だよ)まじできつい。意識がぼんやり遠のいてゆく炎天下、疲労も、太陽も鋭い光も、ここで起きていることがもう何もかもがうまく信じられなくて、「こ、これってほんとのことかなあ……、、、」って、まじでいつも思うけど、ぜんぶほんとの、ことなんだよ。

 

image

 

image

 

image

 

 もうずいぶんまえになるけどディズニーランド&ディズニーシーに行ってきました。途中で大きな地震がおきて、でもディズニーの完璧な対応によってまるで平気だったわたしたち(シーにいました)。猫は「おしゃれキャット」のマリちゃん。しかし家ではなぜかナナちゃんになっています。モンスターズインクのサリー、そして、みんなでしゃがんで指示を待っているところ。

 

image

 

 こちらも二ヵ月くらいまえになるけど髪を短く切りました。いまは伸びて、ストレートパーマをかけていないので、もうごわごわ渦巻くソフトクリームみたいになっていて、どうすればいいのだろうか。梅雨だよ。湿気だよ。うねりだよ。今日もスパゲティを食べて生きてる。

 

image

 

image

 

 「ねるねるねるね」と「野菜でできた猫クッキー」。ねるねるは、わたしが子どものときからあったけど、こんなにきれいだったろうか。もっとダークでしっかり魔女感あったよね。そうだ、文庫の『すべて真夜中の恋人たち』が8刷になりました。読んでくださったうれしいです。

2015.05.29

ウーマン・イン・ソサエティに出演するよ、なのだけど……

ELLE×LANCOM 「ウーマン・イン・ソサエティ2015」

に出演します!ご一緒するのはシシド・カフカさんです!……と書いていて、いま確認したら、なんとなんと、応募期間が終わってしまったあとだった……なんてこと……本当にすみません!!本当にすみません。今後はこんなことがないように、告知をしっかりやっていきたいと思います。本当にごめんなさい!150人の枠にたいして2000人を越える応募があったそうです。当日お会いできるみなさま、楽しみにしています。

ほかにも、対談とかインタビューとか色々なお知らせ山盛りなのに、何もひとつも追いつきません。写真も撮ってるのになかなかアップできる時間がなくておろろんです。先日、何かに怒った息子が「えいっ!」とか言って、小さなくらげの硬めの置物でプラズマテレビの画面の真ん中あたりをがつんと叩いたのですが、びっ!とか言って閃光が走ったかと思うと、ぷうん、とか言って画面が真っ黒になって、終わりました。家人が映画を観るため用の3Dの大きなテレビだったテレビ……わたしはテレビなくても困らないけれど、終わったテレビを飾っておくわけにもゆかないのでこれからテレビを買いにいきます、とほほ……。

そして『きみは赤ちゃん』が10刷に、さらに『すべて真夜中の恋人たち』が7刷になりまして、ありがとうございます。それぞれ毎月のように版を重ねており、読んでくださって、本当にうれしいです、ありがとう。

 

2015.05.09

「紙と髪」5月19日 〜松浦美穂×川上未映子×中島敏子〜

 

ちっとも何も休まらない怒濤のGWが終わっていまどこ。なのだけれど、5月19日に、TWIGGYの松浦美穂さんと、GINZA編集長の中島敏子さんとのトークショウに参加いたします!わたしはじめてのla kaguだよ。

詳細とお申し込みは、こちら!!

日程:2015年 5月19日(火)19:00〜

場所:la kagu

「紙と髪」だなんて、これはもうそのまんまわたしにとって大事なそのものそのまんまで、いったいこれまでわたしが髪の毛のことを詩や散文でどれだけどれほど書いてきたのやったろうか……そこにファッション、紙、文章、女性、とにかくあらゆる要素がまるっと集ま&ひっついて、ぜったいに楽しい時間になること必至でございます。みなまさどうぞいらしてくださいませな!お待ちしております。

そして今回は、事前にわたしが松浦さんのところに伺って、髪を切ってもらう予定でいます。いつものおかっぱもとてもとても気に入っているけれど、いったいどんな髪型になるのだろうかしら……松浦さんといえば、モデルのTAOさんのあのショートヘアを生み出し、滝川クリステルさんや木村カエラさんのヘアを担当されている方であり、「ショ、ショートもありかも……」なんてそんなこともうっかり考えたりしております(うしし)。

クセ、ひろがり、うねり、ぜっぺき、額がせまい、硬い、多い……髪の悩みが、これもう本当に汲めども尽きぬ泉のごとくあふれかえって仕方ない38年間を生きてきたわたしですが、や、悩みしかない髪の毛を森のごとく頭に生やして38年間生きてきたわたしですが、そんな髪の毛の人間がいったい松浦さんの手にかかったときにどんなふうになるのやろうか……! そんなふうに、当日は松浦さんの「作品」とともに、紙と髪はもちろん、スタイリングやケア、そしてみんな大好きGINZA編集長・中島敏子さんとともに、ファッションとカルチャーの奥の奥までお話したいと思っております!みなさんふるって!あー、なに着ていこ!

la kagu

 

2015.04.16

あした、早稲田大学で

 

急な告知になってしまってごめんなさい、せなせなと思いつつ気がついたら前日に……! このところテレビ収録とか撮影とか取材とかトークイベントなどなどが続いていてすっかり忘れていた原稿のGW進行がそこに突き刺さってまじで息があがってます。

そして明日、早稲田大学で、早稲田文学にまつわるシンポジウムが開催されまして、第二部に編集委員のみなさまがたと──東浩紀さん、角田光代さん、藤井光さん、 ヤマザキマリさん、 堀江敏幸さん、市川真人さん、貝澤哉さんとともに、『早稲田文学編集会議』ということで登壇いたします。

詳細&場所はここ

第一部は、早稲田文学の表紙で作家を撮っていらっしゃる篠山紀信さんの写真とともに篠山さんのお話が!

第二部は、これから文学どうなるの、みたいな話になるのか、まったく予測がつかないけれど、がんばります。事前申し込み不要、無料なので、どなたさまもふらりと聴きにいらしてくださいませなー。

 

 

2015.03.26

英訳『日曜日はどこへ』、金沢はこんなにきらめいて

 

春ですね。春なのかしら。部屋のなかがなんだかちょっと寒いのだけれど、これっていつまでつづくのかなあ。永遠につづくのだとしたらいやよねえ。今日も今日とてお知らせが!

 

短編『日曜日はどこへ』の英訳が words without borders  に掲載されました。

翻訳は、いつもお世話になっている由尾瞳さんです。

原作は短編集『愛の夢とか』に収録されています。

そのとき何歳になっていても、どこにいても、どんなふうになっていても、ある作家が死んだら会おうと約束していた学生時代の恋人たち。「作家が死んでから、最初の日曜日に」。長い年月が経ったある日の朝、その作家が死んだことを知って、主人公は遠い昔に交わした約束を思いだす。すっかりちがう人生を生きているはずのふたりはさあどうなるのかしらん、というような小説です。

ぜひお読みくださいませ!

 

 

北陸新幹線開業を記念して、ショートストーリーを書き下ろしました。

朝日新聞×JR東日本×川上未映子大好きな人に、会いにゆく

先日、朝日新聞紙面に掲載されましたが、webには4月7日に公開される予定です。

監督は笠原秀幸さん、出演は、森カンナさん、坂口健太郎さん、音楽は叶恵さん。

あれえ……わたしこんな甘酸っぱくて胸がきゅんきゅん鳴るような素敵な話書いたっけ……とうっかり思ってしまうほど、何というか、遠い昔見た夢というか今もできれば見たい夢というか、今からじゃもう届きようのないきらめきだけでできあがっているようなそんな素敵な映像でございます……でも、こんな現実を生きている人たちもいるのよね。ああ、世界は広いよね! ああ、金沢行って白エビ食べたいよね!

どうぞごらんくださいませ!

 

 

 

2015.03.16

今年は谷崎潤一郎YEARだよ、「TANIZAKI MY LOVE」に参加しまーす!

今年は谷崎潤一郎、没後50年にして生誕130年。

4月4日からは神奈川近代文学館で谷崎潤一郎展が開催、

5月10日からは「谷崎潤一郎全集 決定版 全26巻」が刊行される予定で、

そのほかにもたくさんの関連書籍が刊行されます!

 

ということで、4月8日に「TANIZAKI MY LOVE 谷崎潤一郎メモリアル2015」に参加します。

谷崎や創作のいったいどんな話になるのかわたしも楽しみですけれど、事前に取り上げるならどの作品? との質問に全員が「春琴抄」と答えたらしいので、そのあたりからの感じになりそうです。

朗読や演奏もあるみたいです!ぜひお越しくださいませ!

 

image

 

TANIZAKI MY LOVE 谷崎潤一郎メモリアル2015
出演:阿部和重、奥泉光、川上未映子、夢眠ねむ(でんぱ組.inc)
日時:2015年4月8日(水) 開演19:00(開場18:30)
場所:よみうり大手町ホール
チケット:全席指定(税込2,000円)
※未就学児入場不可

⇒サンライズプロモーション東京
電話番号:0570-00-3337
⇒ローソンチケット(Lコード:37852)
電話番号:0570-084-003
⇒チケットぴあ
電話番号:0570-02-9999(Pコード:628-708)
⇒e+(イープラス)
⇒よみチケ

2015.03.12

ふたりのものは、みんな燃やして

今日も色々なお知らせがあるのですが、もう何もかもが後手後手になってしまっていて、遅ればせの告知になってしまっていてあかんことです。先日お伝えしたダイソンのイベントは満席になって募集は終わってしまいました。ありがとうございました。そしてここからざっと駆け足で!

 

東日本大震災4年「想像力の役割は」@朝日新聞

批評家、作家の東浩紀さんと対談させていただきました。東さんとは色々な場所で何度も同席したことあったけれど(今度から早稲田の編集委員でご一緒します)、こうして公で対談というかたちでお話するのは初めてでした。今回の対談ではふれられなかったけれど、またいつか、「偶然と一回性」「我々がみんな本当に死んでしまうことについて」などなど、東さんとゆっくりお話しする機会があればなあ、と思っています。ぜひお読みくださいませ!

 

「魔法飛行」

image

 

エッセイが文庫になりました!読み返してみるとなんだか懐かしいです。文庫本のためのあとがきも。このシリーズ好きだっていってくれる人が多くてうれしい。どうもありがとう。

 

「ラヴソングに飽きたら」

image

アンソロジーに短編小説「ふたりのものは、みんな燃やして」が収録されております。去年から文芸誌に発表している、3つの掌編をくっつけたやつのシリーズです。「レネは誰のことも好きにならない」、「イヴァンの寝室」、「ヴリーランの愛の証明」の3つです。どうぞお読みくださいませ!

 

「早稲田文学」

image

今季から編集委員に就任しました。篠山紀信さん撮影の編集委員たちのポートレイト、集合写真、初顔合わせのときの会話、意気込み、などなどが掲載されております。どうぞよろしくお願いします。

 

 

「VERY」

寺島しのぶさんと対談させていただきました。寺島さんが拙著「きみは赤ちゃん」をとても楽しく読んでくだったことがきっかけで実現しました。そうそうそうそうそうそうそう!と膝が青くなりそうなほど打ちまくりのまったく楽しいひとときで、いやあ、寺島さん想像どおりの、想像以上の、ほんとに素敵なかたでした!ぜひお読みくださいませ!

 

 

 「TRASH UP」

シンガーソングライターの北村早樹子さんのデビュー十周年を記念して、対談させていただきました!早樹子ぉぉぉぉ〜!そのまますくすく育てよ!

 

 

3月、春、過ぎてゆく日々のなかに様々な思い出。

 

image

 買ってすぐに鍵盤に息子のかかとがあたってA損傷。

 

image

 いちご。ほとんど息子が食べてしまう。おいしいよね。

 

image

image

 先日、林芙美子新人賞の授賞式に出席するために門司へ行ってきました。これまでに三度、ぜんぶ仕事でなんだけど、門司だいすき。門司港ホテルも好き。街も好き。なんか好き。そしてこれは芙美子推しの喫茶店。

 

image

 リニューアルされた林芙美子記念館にて。等身大の芙美子。「海が見えた。海が見える」放浪記の一節にあらためて出会って10秒くらいまじ絶句。「これは詩よ……詩人を乗せるべきだった……」byエリー・アロウェイ <コンタクト>

 image

 ホテルの部屋から。海。窓。早朝。

 

image

  先月のマームのアフタートーク終了後の藤田貴大さんと。このブラウス初めて着たんだけど、「ミエコ、それすごい可愛いけど、すごいママさんコーラス感あるよね!」by名久井直子

 

image

 息子を遊びにつれていった人工的な砂場に落ちていたいか。

 

image

  これは去年の思い出。みんなで撮ってもらった。ヴォーグ主催のステラを囲んでの楽しいディナー。とても楽しかった。今年のステラも可愛いね。このあいだ夏用のサンダルを買いました。@vogue

 

image

  ある日の夕暮れ。どこかへ行くのではなくどこかからやってきた電車。春の暖かいにおいが腰のあたりにずうっと流れていた薄暮だった。いつの日も生きてれば生きているそこここで釣瓶落とし。

 

« 前     次 »