川上未映子

未映子情報

2016.02.12

ニュースの欄の登場

 あっというまに時間が流れ過ぎ去ってしまうのに追いつけず、ということはお知らせめいたもの、つまり何がどこに掲載されたとかインタビューが載りましたとかそういう細々とした事実&お知らせもどんどんなかったことになってしまうのを避けるために、このたびニュースの欄を設けることにしました。この日記のページの更新はできるだけ写真とか告知ではない日記めいたものにしたいという理想はまだあきらめておりませんので、最近どんなやの、と思われたかたはまずニュースをチェックしていただく、というあんばいになればいいな&ぜひともひとつ、どうぞよろしくお願いします。

2016.02.05

米文芸誌「Denver Quarterly」、「Pleiades」 に詩と短編

 

 ちょっとまえになっちゃったけどアメリカの文芸誌「Denver Quarterly Vol.49」に、“The Elephant’s Eye is Burning, Burning”が掲載されました。「象の目を焼いても焼いても」という詩です。第一詩集「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」に収録されています。

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 そしてさらにおなじく文芸誌「Pleiades」には、“Strawberry Fields Forever and Ever”が掲載されました。こちらは短編集「愛の夢とか」に収録されている「いちご畑が永遠につづいてゆくのだから」です。うれしいな。翻訳は由尾瞳さん。ぜひお手にとってみてください!

 

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2016.02.05

東京国際文芸フェスティバル2016 イーユン・リー × 川上未映子

 東京国際文芸フェスティバルが開催されまーす。初回、前回にひきつづき盛りだくさんの文学的なプログラム。

 

 わたしはイーユン・リーさんと対談します。モデレーターは翻訳家の小澤英実さん。詳細はみなさまこちらでチェックしてください。

 

 イーユン・リーさんの主要な作品はほとんどが日本語に翻訳されていて、わたしも愛読者のひとり。何から話そう、何について話そう、ここ最近わたしはそれについてよく考えています。

 

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 テーマは小説のヴォイスについて。中国からアメリカに渡り、そこから習得した第二言語で小説を書いている彼女。小説が、物語が書かれてゆくそのいくつかの 段階で、いったい何が起こっているのか、あるいは起こっていないのか。彼女にとっての中国とアメリカ、そして小説にとってのそれぞれ。いったい何が彼女に 書かせるのか。イーユン・リーさんと、この時期に創作についての話ができることは、わたしにとって本当に贅沢で重要なことだと思います。楽しみでなりません。当日は作品の具体的な内容について触れたいと思っているので、ぜひとも彼女の──ほんとは全部と言いたいところですが、短編集「千年の祈り」、最新長編の「独りでいるより優しくて」は、やっぱりお読みになって来ていただけるとさらに刺激的なひとときになるかと思います。どうぞよろしくお願いします。本 当にうれしい。本当に楽しみ。

2016.02.01

3月15日「あこがれ」朗読会 @本の場所

  朗読会は定員に達したため締め切りになりました。みなさまありがとうございます。なお、申し込みフォームには「申し込み多数の場合は抽選」と表記されていますが、今回は抽選方式ではなく先着順だった模様です。すみません。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 しかし寒いですね。でも今日はちょっとましですね。最近一日2回とかスパゲティ食べてます。

 

 まだ少し先ですが朗読会をします。これまで対談や講演のなかで自作を読んだり、読書フェスや何人かでする朗読会には参加したことはありましたが、単独で朗読会、というのは初めてのような気がします。いや、気がするんじゃなくてきっと初めて、ですたぶん!

 

 外観はこんな感じらしいてです。本という字が大きいね!お申し込みは&詳細はこちらで! 少人数でいっぱいになってしまうそうなので、早めのお申し込みをおすすめいたします!

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 開催名は「あこがれ」朗読会となっていますが、何をどんなふうに朗読するかはこれから考えたいと思いまーす。そういえば2011年の春、水戸芸術館でピアニストと一緒に朗読する予定だったのだけれど、そのときは「誰もがすべてを解決できると思っていた日」というホットケーキをとにかく家族で焼いて焼いて塔になるまで積み上げて登ってゆくという詩を、舞台でホットケーキを焼きながら読むはずだったんですよね……地震で中止になってしまったのだけれど、そしてだからといって今回ホットケーキを焼くわけじゃないけれど、みなさまどうぞいらしてくださいませな。朗読、朗読かあ……難しいよね。緊張します。会場の「本の場所」には、河鍋暁斎をはじめとする江戸絵画が多数所蔵&展示されているらしくて贅沢なひとときになりそうです。みなさまどうぞよろしくお願いします。

2016.01.22

ENGLISH、そしてグレムリン

一月も半ばを過ぎて、焦るわね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。わたしは毎日せっせと生きております。

このサイトの上のところに新たにメニューバーができておりまして、今後、いろいろと充実させていく予定ではあるのですが、とりあえず今回ご覧いただけるのは<ENGLISH>で、これは何のことかというと海外での活動についてのページなのです。主に海外からの問い合わせのためのページなので、読者のみなさまにはちょくせつ関係のないことではありますが、いちおうお知らせをばー。

秋ごろから数ヶ月にわたって息子がどはまり&夢中の映画は「グレムリン」! もちろんタイトルとパッケージだけは知っていて、わたしは去年初めてこの映画を観たのだけれど、こんなに、こんなに!……どきどきわくわく激烈素敵な映画だなんて、もうまったく、まったくもって知りませんでしたわ!「グレムリン」についてはまた今度……。

このあいだ帰阪したら、中学1年の甥っ子(ときどき冴えたことを言う甥っ子としてエッセイにもちょこっと登場していた)の身長が176センチになっていて驚いた。そして体重がわたしより軽いという……。

今年はさまざまな本の刊行、文庫の刊行、長編も出る予定で、海外での刊行&出張もつづくし、今まででいちばん忙しくなりそうで震えてますが、子育て四年目とはいえ、急な病気とかどうするねんな的さまざまな理由でいつもわりに不安です。でも、がんばって駆け抜けたいと思います。『きみは赤ちゃん』も、何刷りかちょっともうわからないんだけれどありがたいことに増刷は続き、そして『すべて真夜中の恋人たち』文庫版も、たしか12刷?とかで、そして秋に出た『あこがれ』も増刷していただきまして、みなさまのおかげです。読んでくれて、本当にありがとう。

2016.01.06

穂村弘×川上未映子「たましいのふたりごと」刊行記念トークイベント開催でーす

 

告知したばかりなのにすみません!トークイベントは満員御礼になってしまいました、ありがとうございました

 

昨年末に刊行された穂村弘さんとの『たましいのふたりごと』刊行を記念して、トークイベントを開催しまーす。 

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ふたりで78のキーワードについて語り合いました!個人的に思い入れがあるのはいくつもあるけれど、じつは「銀色夏生」だったりします……!! ぜひお読みくださいませ!穂村さんによるまえがき、そしてわたしがあとがきを書いております。装幀は名久井直子さん、表紙の文字は、それぞれが提出したお題を書いたものです。字がこんなに公的なものとして固定されるさまは、なんともいえない衝撃がありますね……顔なんかより、よっぽどパーソナルなものである感じがすごくして、なんか、めっさ、動揺しました。

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2016年1月19日(火)19時〜(開場18時45分)

三省堂書店池袋本店 書籍館4階 イベントスペース「Reading Together」

お申し込みはこちらから

なんかクレジットカードしか使えないみたいなのですが、もしわからないことがあったら直接書店に問い合わせてみてくださいね。ツイッターでは池袋三省堂さんのアカウントで、当日これについて話してほしいわ的なキーワードも募集しているみたいです。どうぞよろしくお願いします。みなさまふるってー!

 

2015.12.04

SUNTORY『フレシネ』×川上未映子、そして高校生ビブリオバトル

気がつけば、気がつけばもう12月。スマートフォンの電池残量でいえば、8パーセントを切るくらいでしょうか。

この秋わたしは何をしていたんだろう……とか思わず思ってしまうけれど、みなさんとおなじように毎日息をつくまもなく忙しかった……シンガポールへ行き、新刊『あこがれ』サイン会をし、書店へゆき、イベントに出て、先週末は『ただようまなびや』IN 郡山に参加してワークショップをしたりなど……そして今……気がつけば今年も終わり、みなさんいかがお過ごしでしょうか。もう、何もかもが滞っているのですが今日も今日とてお知らせです!

 

ただいま、SUNTORY『フレシネ』×川上未映子、さまざまなところで展開中です。そう、秋のスペインは『フレシネ』さんの生まれるところのすべてを目撃するべくの旅だったのです!

 

12月はこれから街のさまざまなところで巨大ポスターがお目見えします!手書きのコピーもご覧いただけます。

 

サイトはこちらからご覧になれます。 素晴らしい映像&写真の数々は写真家の市橋織江さん……!

 

そしてただいま発売中の『VOGUE JAPAN』では、スペインのバルやワイナリー訪問、おいしくいただいた食事や葡萄畑など……!滞在記録&インタビュー、そして短編『夢の足』が掲載されています。

 

そしてそして、「フレシネ×日経DUAL×川上未映子」、全16回コラムがスタートしました!ワーママ(働くお母さん)たちの心をつかんで離さない日経DUALでの連載コラム、タイトルは『川上未映子のびんづめ日記』!今日からスタートでーす!第一日目のスタートは『早期教育』!ぜひお読みくださいませー!

 

 

フレシネの研究施設に飾ってあった絵

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何度きいても忘れてしまう、パスタでできたパエリア

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グエル公園にはいけなかったけど街にあったガウディの建物、一階はショップでした

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そしてサグラダファミリア

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名前を知らない丘からみた景色

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セルフィーなど

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生鮮市場にあった子どもの遊具

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魚介類の驚くべき安さ!信じられなかった

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カフェでのひととき

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どこかでみかけたもの

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生ハム。塩気がすごかったけど、慣れてしまうものね

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ホテルのロビーにいたかわいい牛

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週刊新潮にも書いたけれど、爆発したドライヤー、行きの飛行機で『マッドマックス』観たとこだったから、むしろ気持ちは高まったけど……

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***

 

『高校生ビブリオバトル三重決戦2015』 にお邪魔します。

1 日時 平成27年12月13日(日)

 13時00分〜16時45分まで(受付12時15分から)

2 場所 皇學館大学 4号館3階431教室ほか
 (伊勢市神田久志本町1704番地/電話 0596-22-0201)

わたしの講演は15時30分からの1時間を予定しています。

申し込み方法などの詳細はこちらから!

高校生のみなさんに本を読む楽しさエトセトラについてお話できればと思っていまーす!

みなさんぜひいらしてね。楽しみにしてます!

 

 

2015.10.21

『あこがれ』刊行記念サイン会 in 大阪のお知らせ

『あこがれ』無事刊行の運びとなりまして、きのう外出したおりに書店を覗いてみたらば、あった!本が手を離れてほかの本たちと一緒に並んでいるのを見るのはなんともどきどき面映ゆく、それでいて妙な勇気のようなものもやってきて、刊行までにお世話になったみなさまの顔がつぎつぎに浮かんでくるのだった。素敵な装丁をしてくれた名久井直子さん、そして素晴らしい絵を描いてくださった羽鳥好美さん、本当にありがとうございます!

 

東京でのサイン会は満員御礼で、申し込みに間に合わなかったみなさま本当にごめんなさい。せっかくだし東京二カ所でやりましょうかみたいな案もあったのだけれど、子持ちはつらいよで一カ所になって、でもやっぱり4年ぶりだし大阪ではぜひやりたいねってことになって、以下、決定しました!

 サイン会は満員御礼になりまして受付を終了させていただきました。みなさま、ありがとうございます!

 

みなさまどうぞふるって! 大阪でするのはもちろんなんだけど、サイン会じたいが久しぶりのことなのでときめくわあ。お会いできるますのを楽しみにしています!!

 

11月13日(金)18:30~
紀伊國屋書店梅田本店
紀伊國屋書店梅田本店にて「あこがれ」をお買い上げの
先着100名様に整理券を配布します(おひとり様一枚まで)。
お電話でのご予約も承ります。
お問合せ・ご予約|06-6372-5821(10:00~22:00)
詳細はこちら!

2015.10.16

多和田葉子×川上未映子、『母語の内へ、外へ──表現としての言葉の可能性』公開対談しまーす

すっかり秋で雨など降ってしんしんしますね、胸とかおでことか背中とか。さて、今日は素敵な催しのお知らせです。来る11月16日、多和田葉子さんと対談することになりました。とてもうれしい。

多和田さんと公でというか仕事でお話させていただくのはこれが2度目で、最初は2008年のことでした。多和田さんの住むベルリンまで出かけていって、多和田さんのお家であれこれお話させていただいたのだった(その内容は対談集『六つの星星』に収録されています)。そのあとはベルリン動物園へ行き(なんとまだ在りし日のクヌートを多和田さんと一緒に見たのだった!)、一日中街を散策し、オペラを観て、それから驚愕の「暗闇レストラン」へ行ったのだった。今思いだしてもめまいがするほど贅沢な時間で、あれ本当のことだったのかな……と思うほど、わたしにとっては宝物のような時間です。ドイツ滞在中につけていたノートは今読みかえしても不可思議なムードに満ちていて、多和田さんの圏内にいるということが感覚や思考に反射して、そのまま文字になってゆく興奮の記録、そのままなのだった。そして今回はデイヴィッドも一緒! 三人でいったいどんな話ができるかな。楽しみでたまりません!

 

おかげさまでぱっつぱつの満員御礼、お申し込みは締め切りとなりました!みなさまありがとうございます!

 

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日時: 2015年11月16日(月) 7:00~8:30 pm
会場: 国際文化会館 講堂
対談: 多和田葉子(小説家・詩人)×川上未映子(小説家・詩人)
モデレーター: 辛島デイヴィッド(翻訳家・作家・早稲田大学講師)
用語: 日本語 (通訳なし)
会費: 1,000円 (学生:500円 会員:無料) 
定員: 100名 (要予約)
共催: 日本財団

くわしくはこちら!

とはいえ、もうすでにご予約がいっぱいになりつつあるそうなので(告知が遅れてごめんなさい!)、ご希望のかたはみなさんお急ぎくださいませな。お目にかかるのを楽しみにしています。

2015.10.15

満員御礼、ありがとうございます

『あこがれ』刊行記念サイン会はおかげさまで満員御礼、申し込み受付はウェブ、店頭ともに終了となりました!みなさま、本当にありがとうございます。23日お目にかかることを心から楽しみにしております!


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