2014.06.07
赤のしましまに最適な
先月末の息子の大風邪で何もかもがストップした日々でしたけれど、今週は巻き返しというか、巻き返ったというほど仕事はできていないのだけれど、月曜日から金曜日までのすべてのお昼に外出をした。打ち合わせ、フィッティング、美容院、ラジオ、会食などなどの内容だったのだけれど、しかしこの予定は、先月末の失われた一週間にするべき仕事ができていてそのうえで、という仮定のうえに成り立っているものだったのだけれど、それが崩れてしまったので、けっきょく失われた一週間にするべきだった仕事は今なお失われたままなのだった。
しかし明日は(今日は)もう土曜日じゃないの。土日は仕事ができないので何もかもは月曜日に再開なのだけれど、来週が想像しているとおりの来週として進んでくれるかどうかなんてもうわからない。誰にもそんなことわからない。わたしの都合、というものは、ほぼなくなった世界の住人だよ。
連載エッセイやそのほかのコラムを書くのは息子が起きてくるまえの朝の一時間。今朝は、アスカ氏の、例の事件の報道のあれこれについて@週刊新潮など(せっかくの週刊誌連載なので、時事については書かないって最初に決めていたのに、気がつけば最近でも、小保方晴子氏のこととか木嶋佳苗氏のこととか、けっこう書いてはいるのだった)。
今週の昼食はすべて外食だったので、ちょっとまえに作ったスパゲティ。これはアンチョビとキャベツとにんにく。
そして、ほたるいかとにんにくとみょうがのスパゲティ。スパゲティはいずれも製作時間は10分なので、やめられない。
わたしは一昨年くらいから急にみょうがが好きになって、玉ねぎとみょうがをスライスしたのにポン酢をかけてそのままさらっと食べるのだけれど、簡単なうえにこれがもう清々しいほどにおいしくてうれしい。今のシーズン、かつおにも最適ですよね。口当たりも、しゃりしゃりしてさあ。色もアンニュイでいいしさあ。
そしてもう伸び伸びになっているけれど今回は赤のボーダーのネイルだったネイル。
ネイルへの情熱は子どものときに思い切り夢中になった「プラ板」制作にそのすべてがあると思うのだけれど(小さな模様や色が小さな場所にぎゅっとひしめきあっているのを見つめる快感ですね)、しかし、やはり時間がかかることはかかるので、いつも「いよいよ今日はオフするだけにして、また、しばらく裸の爪で生きていこう……」とか思って予約するのだけれど、しかしお店に行ってみるといつも「あっ」と思うようなデザインが展示されていて、気づけば凝視しながら、「……これとこれ、正直、迷いますね」とか真剣に言っていて、いつまでも裸で帰ることができないでいます。