2019.07.14
news ブルガ
「ブルガリ アウローラ アワード 2019」
を、林真理子さんのご推薦で受賞しました。
25ans(ヴァンサンカン)× BULGARI サイトで
林さんとの対談動画がアップされています。
2019.07.14
「ブルガリ アウローラ アワード 2019」
を、林真理子さんのご推薦で受賞しました。
25ans(ヴァンサンカン)× BULGARI サイトで
林さんとの対談動画がアップされています。
2019.07.10
新しい小説『夏物語』が、このたび刊行されました。
とうとうこの日が、と感慨深くてたまりません。
<長編小説『夏物語』。成長した緑子も登場する『乳と卵』の続編!>
わたしたちにとってとりかえしのつかないものの筆頭は「死」であると思うのですが、同じように、
生まれてくることのとりかえしのつかなさがあるんじゃないかと、子どもの頃から考えていました。
11年前に書いた『乳と卵』の緑子には、生まれてきたなら生きなくてはならないけれど、そもそも生まれてこなければ、嬉しいも悲しいもさよならも何もないのだもの、だから卵子と精子を合わせることをやめたらええんとちゃうんかという、いわゆる小さな反出生主義の直感的な実感がありました。
その問いは今もずっと続いていて、今回の物語に繋がってぐわぐわと広がりました。人が生まれて生きて死ぬことそのまま物語にして手渡したい、そのためにあの夏の3人にもう一度登場してもらって、けっか、このようになりました。『夏物語』は『乳と卵』の続編でありながら、まったく新しい夏子自身の物語になりました。
生まれてくるとはどういうことか、誰のためのなんなのか、善いことなのか悪いことなのか、あるいはそんな評価とは一切関係のないことなのか。ひとりきりで、ある意味で子どものままで、かけがえのない存在に会うことはできるのか。会いたいって、なんなのか。わからんことばっかりですが、夏子が何を考え何を選んでどこへゆくのか、見届けていただると嬉しいです。
原稿用紙で1000枚を越える長さになったんですが、従来の製本で行くと倍くらいの厚さ、重さになるところを、いちばん軽くて薄い紙を使っていただき、驚きの軽さ、最高の形状、手触りになりました。
『夏物語』が、読んでくださったみなさんの物語になりますように。願って願ってやみません。
このブログのニュースページ、Instagramでも、刊行記念イベントなどさまざま更新しておりますので、よろしくお願いします。
2019.07.05
花田と新井の答えのない読書討論会 vol.3
「川上未映子『夏物語』について語る」
ゲスト出演します。
トーク終了後はサイン会を予定しております。
8月24日(土)14:00~
HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE
HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEで「夏物語」をご購入の方に無料でご参加いただけます。
お申込みが定員に達し次第受付を終了いたします。
電話予約など、詳細は文藝春秋BOOKSサイトをご覧ください。