川上未映子

2014.11.25

11月の去りぎわに、お知らせをきゃっと

 先日は、日仏会館での「フランスで読まれる川上未映子」にお越しくださいましたみなさま、ありがとうございました。そして、いっぱいになってしまったために参加していただけなかったみなさま、ごめんなさい。質疑応答含めてあっというまの2時間で、とても楽しかったです。うしし、ブログのためにあれこれいっぱい写真とろ、といつも思うのやったけど、いつも忘れてしまうのだよね。ブログって今更やけど写真あったほうが明るくていいなと思ってるのやけれども、つぎはぜったい忘れんようにしよう……。

 

 そう、催しは、詩人で作家の関口涼子さんを司会に、フランス語の翻訳者であるパトリック・オノレさんとの鼎談で、翻訳にかんする話がメインだったわけですが、そこから「文体」「作家の声」「リズム」と、テキストにとってとても重要な要素がむくむくと膨らみ、いまも色々考えつづけております。おなじ日本語ではあるけれど、「たけくらべ」を翻訳することで、体感したこと、つかめたことがいくつもあって、そのことについても少しお話したのですが、これについてはまた「たけくらべ」の新訳が刊行されるときにでも、どこかで特化したかたちでお話できればなあ、と夢想しております。

 

 そして29日は、『きみは赤ちゃん』のトーク&ラジオ公開収録イベントなのですが、こちらも本当にたくさんのお申し込みをいただきまして、抽選ということになってしまいました……わたしとしましては、とくに今回は、行きたいな、と思ってくださった方全員をお招きしたい気持ちがつよくあったのですが、どうしてもかなわず、せっかく申し込みしてくださったのに、ごめんなさい。どこかでまた、こんなようなイベントできたらなあって思っております。そのときはどうぞ、よろしくお願いします。

 

 そしてさまざまなお知らせです!

 

 ○ BAILA 12月号に、インタビュー掲載されております。『きみは赤ちゃん』を読んでくださった編集者のかたが「!!」となってくださりたちあがった企画だそうです! 作家と子育て、というような特集で、辻村深月さん、小山田浩子さんのインタビューも!どうぞお楽しみください!

 

 ○ 週刊朝日12/5号 「林真理子 ゲストコレクション」にて、林真理子さんとの対談です。旅行にもゆかず、グルメでもないわたしが最後に何で倒れるかというとそれはたぶん着倒れで、林さんの「ジル・サンダー、マイケル・ジャクソン買い」の話から、ファッションはもちろん、それに先立つものの話、つまりお金、そして洋服を収納するための場所である家、つまり土地、についてや、もちろん小説の話、そして『きみは赤ちゃん』についてなど、あれこれたくさんお話しました。というか、どうにも記事にできない話で盛りあがりすぎて時間が足りませんでした。めさめさ楽しかった。

 

 ○ AERA with BABY 12月号に、インタビューが掲載されております。おすすめの絵本、音楽、小説についてふれております。色々な人の子育てについて知ることができるし、たとえばこれからの季節、要注意のインフルエンザやノロウイルスなど、さまざまな病気への対応とか、食べ物とか、しつけのポイントとか、ストレスの逃し方とか、そうよ、色々知ってるつもりでもこのこまかいところがいまいち不安で気になるのよな……と思うようなポイントの回答や、そのほか情報満載で、おっし今日もがんばろう、と激しく励まされる一冊です。もちろん、それらはネットでも知ることはできるんだけれど、知りたいことが一冊にきゅっとまとまってるっていうのはとにかく有り難いですよね。ぜひ!

 

 ってな感じで11月もそろそろ退場……今年も残すところあとわずかとなりましたが、風邪などひかず、いや、ひいてもなんとかがんばりましょう。そして、そうです、『すべて真夜中の恋人たち』、発売一ヶ月の段階で、はやくも4刷のご報告をいただきました。ありがとう……この季節にあの物語を読んでもらってるのが、うれしいですなあ。