川上未映子

2014.10.01

肺をみたして、時間をぬって

 金木犀の匂いがだんだん濃くなって10月登場。しかし時間の経つのはあまりに早く、今年も残りあとちょっとやなんて。子どもの頃はやっぱり長い時間を生きてたなあと思うこの15年ほど、ああ相対性理論はこのようにしてすべての場所に満ち満ちと、みんないつだってちがう時間を生きてる秋、いま、秋刀魚がおいしいね。

 で、刊行されてからもはや8割以上の期間がAmazonで品切れ状態という『きみは赤ちゃん』は、最近もずっと取材が続いておりまして(ただいま6刷!)、ありがたいことです。漏れているのもあるかもだけれども、いま読んでいただけるものをお知らせしまーす。

と、そのまえに!
そんな『きみは赤ちゃん』がこのたび電子書籍化されました!
kindleなどの専門の端末じゃなくても、iPadやiPhoneその他のスマホでも無料の専用アプリをダウンロードすれば読むことができます&こちらはもちろん品切れ、ということはありえませんので、深夜にふと思いたったお布団のなか、あるいは読むものをうっかり忘れた電車のなかでなど、どうぞよろしくお願いしまーす!(『乳と卵』Kindle版『世界クッキー』Kindle版も合わせて電子化されました!)

 
 
<インタビューなど>
○2014年10月号『ひよこクラブ』 インタビュー
○2014年10月号『FRaU』 ポートレイト&インタビュー
○2014年10月6日号『AERA』ワーキングマザー特集にてインタビュー
○CREAwebにて「川上未映子のお悩み相談」の後半はこちら
Cakesのインタビュー全3回はこちら
ミシマ社のインタビューもこちら
hontoのインタビュー&「こんなときにはこれを読むのよ!」はこちら

「BAILA」、「文藝春秋」、「kodomoe」、「AERAbaby」……とほかにもつづきますのでまたお知らせします。
 
 
<エッセイ>
○2014年夏号『yomyom』 にTOTOとのコラボレーション巻頭エッセイ、
『Hanako』 の連載「りぼんにお願い」は「なぜ深夜に突如フルメイクをしたくなるのか」について、
『週刊新潮』 の連載「オモロマンティック・ボム!」には占いの剣呑について
Frauの連載「伝説のコスメ」には、エスティーローダーの美容液について
 
 
<小説>
○短編小説「ふたりのものは、みんな燃やして」を書きました。
これは去年から文芸誌などで発表している、みっつの掌編にひとつのタイトルを冠したロンド式のもので、今回は、
「レネは誰のことも好きにならない」、
「イヴァンの寝室」、
「ヴリーランの愛の証明」

のみっつの話が入っています。全部で50枚くらい。こちらから購入&お読みいただけます!
 
 
 駆け足でのお知らせになってしまったけれどお知らせじゃなくて日記のような記事をわたしは書きたい、子どもがだいたい3歳ごろまで記憶がないってことと大人の記憶の関係についてぼやぼや思ってることも書きたいのだけれどそれは追って。あの匂い、あのせつな、苦手な人も切なくなる人もいるだろうけれど金木犀で肺をみたして時間をぬって、なんとかひとつ。