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2009.09.19

連休・サイン会・牡蠣など!

東京の二カ所、大阪、京都と、サイン会も半分おわって、各地で読者のみなさんに会うことができました……!
来て下さったみなさんありがとうございました。
「ヘヴン」の感想の手紙もたくさんいただいて、ホテルでよむよむ。
そこに書かれてある言葉のつらなりからいままでと何かが決定的に違う手触りを感じて、
緊張と励みがどうじにうずまき、たいへんうれしいことでした。
京都なんて土砂降りだったのに、本当にありがとうございました。
うれしかった。ヨリモ随筆のほうで色々と書いたので、もしよかったらばお読みくださいませ。

そして後半につづくサイン会の詳細です。
札幌なんて何年ぶりやろう!ルイベ……、というのを食べた、あとにも先にも一度きりの思い出が!
あと雪が降って、ちょっとだけ積もってた。

・9月25日(金) 18:30~ 三省堂書店 札幌店 tel 011-209-5600
・9月26日(土) 16:00~ 丸善 仙台アエル店 tel 022-264-0151
・9月27日(日) 16:00~ 紀伊國屋書店 福岡本店 tel 092-434-3100

お近くにお寄りの際は、ぜひ、いらしてください。
どうぞよろしくお願いします。

ときに、連休はみなさまは何をされるのでしょうか。
カレンダーがないので、おまけに今年は手帳ももっていないので、
そういった具合がわからずに人にきいて黄金につづく連休であることを知った次第です(予定は日時を紙に随時書き込んで、終わったらマジックで消してゆきます……)。

とまれ、最近は過ごしやすいし、こう、なんだかしみじみとしてしまうね。
どこかへ行ったり、何かを食べたり、一緒にいて心がうきうきするような人たちと会ったり、
気になる場所へでかけたり……、そういうのって慣れてないと、なかなかうまくできないことかもしれませんが、
でもそういうのって人生を彩る数少ない良い出来事だと思うので、
仕事のこととか心配事とかはちょっとはしに置いておいて、秋のひとときをめいっぱい楽しんでくださいね。
わたしも随筆集のゲラが今日出るのだけれど、それはちょっと置いておいて、今日は牡蠣を食べ、
それから買っておいた本なんかをじっくり読もうかなーと思っています。

投稿:by 未映子 10:39 PM [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | トラックバック

2009.09.01

ヘヴン

Heaven 「ヘヴン」がでました!
 どんな仕事もそうだと思うけれど、途中で何度ももう駄目だろうなあと思ったり、当初考えていたよりも時間がかかったりしたこともあり、こうして一冊の本になってみなさんに届くかたちとして完成することができたこと、信じられない気持ちと、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。そして今回はじめて長いものを書いてみて、いっぱい反省もあるけれど、長編のおもしろさとおそろしさの一端にふれることができ、今回は忘れられない仕事になりました。
 各インタビューでもお話させていただいたのだけれど、今回の小説は文体にはじまり、枚数、語りなど課題が山積していて、それから「これだけはやりたい!」と思ってあたためてきたこと……、様々な問題が同時多発的にあって何から手をつけてよいのかわからない状態からスタートしました。
 小説は読んだ人がそこに読んだものがぜんぶですから、書き手があれこれ言うことにあんまり意味はないのだけれど、過酷な状況に身を置く、14歳のひとりの男の子の目を通して立ちあがるこの物語に入ってるたくさんの問いや感情は、現実を生きる読者のみなさんの日常にもきっと深く関係していると思います。信仰、友情と同情、強者と弱者、正しさと誤り、善と悪……、どこからやってきたのかもわからない、この強大な「ルール」に組み込まれて生きているわたしたち個人はそれらに対してどう向かいあえばいいんだろうか。どう戦えばいいのだろうか。そもそもそんなことに意味はあるんだろうか。どうなんだろうか。簡単に答えはでそうもないけれど、書きながらうんうんと考え、そして書き終わった今も考えつづけている小説です。どうかこの物語と問いがそのまま読んでくださった人の物語と問いになりますように。どうか心に残る作品になりますように。祈ってやみません。なんだかうまくいえないけれど、すごく、そういう気持ちで、いま。

 今回、書籍化にあたって加筆修正をしました。目に見えてわかるようなそんなに大きな変更はないけれど、わかる人には「!」みたいな、一行で小説が変わってしまうような重要な作業だったと思います。あとは細かな調整などなど。しかし小説は手元にあるうちはほんとにまったくきりがないね。あれもこれもになっちゃうね。

 そして書店さんや群像を読んでくださったみなさんからサイン会をやりませんかというお誘いをたくさんいただき、版元さんがたくさん組んでくださいました。みなさんの反応やいただく感想が、なんというか「小説がひとりで動いていってる感」にみちみちていて、とてもうれしく、また、緊張する思いでいます。じかにみなさんにお会いできる機会、とてもうれしいです。さまざまな地域のみなさま、お近くにお寄りの際は、ぜひ、いらしてください。お待ちしております。
 新しい情報はこのエントリに追加していきますので閲覧くださいますようお願いします。

 
○『ヘヴン』(講談社)刊行記念サイン会

・2009年9月10日(木)18:30~ リブロ池袋本店
・2009年9月11日(金)18:30~ 三省堂書店有楽町店
・2009年9月12日(土)15:00~ 大垣書店烏丸三条店
・2009年9月13日(日)14:00~ ジュンク堂書店千日前店

 申し込みが必要みたいですので、各書店までお問い合わせくださいませ。
 仙台や福岡、北海道にも行く予定です。こちらは詳細が決まったらまたこちらでお知らせいたします。

 あと、インタビューにかんしてですが、詳細のわかっているのを申し上げますと近々に発売の「群像」に沼野充義さんによるロング・インタビュー、もうちょっとあと発売の「小説トリッパー」で阿部和重さんとロングな対談(だいすき和子!和子の部屋に出演です)、9月12日発売予定「週刊読書人」は栗原裕一郎さんによるロング・インタビュー、ほかにも新聞は全紙インタビューしていただいたのだけど、しかし新聞はどの面に、そしていつ掲載されるかわからず五月雨式になってしまうし、雑誌も追いつかないのでじゅうぶんな告知ができないと思いますが、どこかでお読みくださったら、どうぞよろしくお願いします。あとテレビも、放送日をわたしはいまいち把握していないのだけれどいくつか出演させていただいて「ヘヴン」のお話をさせていただく予定でいます。あと「文學界」に随筆、「恍惚と不安のふたっつ、我にありあり」(映画特集)を寄稿しました。そいでもってリブロ渋谷店で「著名人の本棚」担当しました。だいすき&ナイスな本、コメントもいっぱい書かせてもらいました。こちらもぜひにー。
 ああ、ヘヴンはほんとにでたのだなあ(しみじみ)。


※追加情報

『ヘヴン』刊行記念 川上未映子×永井均 哲学対話
2009年10月5日(月)19:00~20:30(開場:18:30~) 
青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
定員:140名様
2009年9月2日(水)10:00より、青山ブックセンター本店および六本木店にて『ヘヴン』ご購入のお客様に、イベント参加整理券をお渡しいたします。 


サイン会
・9月25日(金) 18:30~ 三省堂書店 札幌店
・9月26日(土) 16:00~ 丸善 仙台アエル店
・9月27日(日) 16:00~ 紀伊國屋書店 福岡本店


『ヘヴン』インタビュー掲載誌
「ダ・ヴィンチ」 2009年10月号
「SWITCH 2009 SPECIAL ISSUE「NEW FRONTIER 開拓者たち」
ジェイヌード 78号・2009年9月3日号
THE BIG ISSUE JAPAN126号
「Numero TOKYO」 2009年11月号

投稿:by 未映子 12:45 AM [未映子情報, ] | 固定リンク | トラックバック

 


純粋悲性批判