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2006.09.01

顔on顔の恐怖

 七月と八月は芝居の稽古や本番でまるっと姿を消した。消したというか、巨大になった足で一跨ぎしたような瞬き感。演劇祭で富山からこっち、顎の辺りにもうひとつの顔に発展しそうなぐらいの、恐怖マンガよろしいニキビを超越した膿んだ小山のような塊が出来ていて、歩くだけでも響いて痛くて寝返りをうてばじゅるっと汁が出る。口をあけるにも熱を持ち、じんじんうるさいので、二キロ減ったわ、

  んでよく行く肌クリニックに診てもらう。これはひどいわね、原因は疲労らしいのだが、私はそんなもん認めませんよ、疲労でいちいちこんなもんが顔に出来てどないすんねんっつうんで、とりあえずその処方たるや針でぶちっと刺して穴をあけて、五円玉刺抜きの原理で形成された器具を使って中の膿みをなんつうの、押し搾り出していくのだがコレがコレがもうコレがもうコレがもうコレがもうもう痛いという知覚をすっとばして涙へ直結。耐えに耐え、もう顔のどこ部が痛むのかがわからんことなるのにも耐え、こんなまでして出てきた膿みはぜひともこの目でみてみたい。見ねばならぬ。だってそれ私の膿だもの。そう、私は体内から出てくるものにひとかたならぬ愛着を感じて数十年、

 涙で煙る美肌の女先生に「膿みを膿みを、見せてくだしい、」と懇願してちょっとヒキ気味の先生はえ、とかいいながら見せてくれたのだが、そっらもう、なんつうの、見たことない色した膿が、コロコロとネチネチと私の顎から採取されて立体、調子よければ球体よ、そらもう立派な膿が、こんな膿が、痛いし嬉しいし涙で煙ながらも私は「写真写真をこれでカシャと撮らせてくだしい、」とかゆうたわけ、写真もばっちり撮ったのですがそれをここに載せたい、このなんともいえぬ快感を是非分け合いたく思うのだが、これは流石にどうもね。訴えられるわね。痛みと感動で診療を終え、んで薬で化膿を撃退しつつ、今日の夕方の地震はなんか刺されたようでびびったね。ドンときてぶるっとしたね。自身から数分後、この感じなんかに似てると思いながらそれが何であるのかわからぬのだからイラっとして寸後そうだこれはいけてるセックスの一場面に似ているのだと合点して打ち合わせへ出かけたの巻。

投稿:by 未映子 02:09 AM [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク

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