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2004.04.02

桜子さん

桜子って名前やったらどんなんよ。どんな気分かなあ。
桜男は。さくらお。なんかすごいな。

公園を通り抜けて帰ってきたんだけれども、
桜が咲いててて、風は真春で、もう、春なわけよ。
匂いもいいし、でね、荷物持ってね、歩いてて、
別にどうってことないけどもね、
「うあああああしんどー」ってめっちゃでっかい声で思いきし笑顔で叫んだらめっちゃわらけて膝ついた。

ぽんぽんって桜はかたまりやん?綿菓子みたいやん?
くちに全部詰め込んでさ、種みたいなんもあったら全部くちん中にいれてさ、
そしたら胃の辺りを突き破って幹がにょきにょき出てきて伸びて、
そしたら桜兼わたし、みたいな。そんな映像が。でもまあそんな風にはならんわな。
桜をなんでか直視できないわたしもいてて。なんか恥ずかしいというか、なんというか。
桜がないときはさくらさくらと思うのよ。
そやけど実際咲いてたら、なんでか上を見やれへん。見れん。
桜になんでか照れるというか、なんかめっちゃ好きな人に一年ぶりに会うみたいな気がするわ。そう、なんか面映いし、照れるし、「綺麗ねえ」なんてなんか云えん。
これは恋愛かしら。御花見なんてとてもとても。

ほんで夜になってから近所の桜の木を一本、見に行ってんな、こっそり。
誰もおらんし、静かやし、桜と思い出とわたしと3人だけやから、
なんも喋らんでもええしな。時間も気にならんし。
真紺色の布にな、白桃の果肉がぽんぽん開いて、咲いてて、そよそよゆれてて、
わたしはそれを見上げててな、あと何回見れるんかなあって思うなあ。
お母さんとみたいなあ。

育った団地の裏の小さい公園に桜の木があって、いつの間にか切られてなくなってたんやけども、桜ゆうたらあの桜を思い出すなあ。
別に今見ても、桜あったとこ、全然邪魔ちゃうし何もないのに、
なんで桜を切ったんやろか。切らんといてって誰も云わなんだかなあ。

春の夜はなんか息が苦しくて困るなあ。

投稿:by 未映子 01:00 AM [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク

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